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近年、地震災害が頻繁に発生する中、今後も日本全国各地で大地震が想定されています。その被害を少しでも軽減できればと思い、耐震金具「耐震スプリング」を考案いたしました。現在までに公的試験機関で「せん断面試験」「引き抜き試験」等を行い、今回、国土交通省の「新分野進出定着促進モデル事業構築支援事業」及び「下請業者の経営力・施工力充実・強化促進モデル構築支援事業」に選出され、名古屋大学工学部にて、大森教授、古川助教授の指導と名古屋大学の2軸型振動台実験機を利用して振動実験を行いました。今回の実験は実際の地震波を想定した振動台実験で、阪神淡路大震災の地震波の70%の地震波で実際に土台、柱、梁を組み、耐震スプリングを取付前と取付後の比較試験を行い、「耐震スプリング」の有効性を実証しました。
名古屋大学 工学部 古川助教授よりのコメント。
今後日本各地を襲う巨大地震に対し、既存木造住宅の被害を防ぐために、様々な耐震補強工法が近年開発されている。北栄建設が開発した耐震スプリング工法は、この耐震補強工法の一つであり、 この耐震スプリング工法が、実際の地震の時でも確実に性能を発揮することを確認するため、北栄建設と名古屋大学の共同研究で、振動台により地震動を模擬した動的な性能実証実験を行った。
通常の耐震補強工法の補強効果の確認は、補強が施された試験体にゆっくりと力を作用させる静的加力実験と呼ばれる方法で行われることが多いが、実際の地震が、短時間に起きる動的な現象であることを考えたとき、通常の静的加力実験だけでなく、動的実験で耐震補強効果を確認することは、「安全・安心」な耐震補強工法という観点からも、きわめて有効なことである。
ここで示した地震時応答の比較ビデオやグラフ等でもわかるように、無補強時に比べ耐震スプリングを取り付けることで建物の水平方向の剛性が向上し、地震時の建物応答が明らかに低減されている結果であった。
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